在留資格(ビザ)、建設業許可の申請を主要業務とする、東京都豊島区駒込駅徒歩3分の行政書士事務所です。

行政書士って何をする人?(たまに雑感)

職業病かもしれない~入管編~

これまでにも弊所のホームページで何回かお伝えしてきましたが、外国人が日本で就労するには何らかの在留資格(いわゆるビザ)が必要であり、色々と要件があります。

 

例えば、就労系の在留資格で代表的な「技術・人文知識・国際業務」は学歴や職歴要件があり、居酒屋のホールスタッフやコンビニのレジ打ち等に従事することはできません。

 

一方、在留資格「留学」や「家族滞在」を持つ外国人は、資格外活動を取得すれば、入管が単純労働としている業務にも従事することが可能です。
しかし、原則、週28時間までと定められており、風営関係のお仕事をすることはできません。

 

また、日本人と同等に就労に制限がない在留資格は「日本人の配偶者等」、「永住者」、「永住者の配偶者等」、「定住者」の4つで、これらは身分系の在留資格と言われています。

 

私はお酒も好きですし、士業交流会などで居酒屋やおしゃれなレストランに行くことも多いのですが、そこで最近やけに気になってしまうのがスタッフとして働いている外国人がどの在留資格を持っているのだろう~ということ!!

 

「法律に違反しているのではないか?」と疑いを持っているのではなく、どの在留資格で日本に滞在しているのかな~とついつい想像してしまうようになりました(汗)

 

もちろん東京は外国人の数も多いので、居酒屋やコンビニで外国人を見てもそんなに驚かないのですが、趣味の登山で地方のコンビニに寄った時、ご当地フードが食べられる飲食店に入った時、標高3000メートル近い山小屋で外国人が元気よく働いているのをみた時、目立つというか、、、在留資格はもちろん問題ないと思うのですが、やはり何の在留資格を持っているんだろ~と気になってしまうようになりました。

 

行政書士になるまでは、日本にいる外国人については「最近増えたな~」くらいにしか思っていなかったのですが、最近は仕事柄、外国人を見ると在留資格がパッと思い浮かんでしまいます。

 

良くも悪くも、職業病だな~と感じる今日この頃です。

 

おかげさまで3周年を迎えました☆

アルバ国際行政書士事務所は、おかげさまで平成29年8月1日で開業3周年を迎えました。

 

これもひとえに皆様のご支援とご指導の賜物と深く感謝しております。

 

これからも、皆様のご期待にお応えできるよう、ますます鋭意努力いたす所存でございますので、何とぞ一層のご支援とご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

 

変化して生き残ることを考える

先日、少し早めの夏休みをいただき、白馬岳~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉を縦走してきました。

 

長野県の白馬村から入り、富山県を経由し、新潟県の糸魚川市におりてくるという中々のロングコースですが、このコースの魅力はなんと言っても稜線のお花畑が素晴らしいことです。

 

残念ながら、今年は北陸地方の梅雨明けが遅く、大雨にこそならなかったもののガスにまかれる時間が多く、周囲の山々の景色を楽しむことはできませんでした。

 

一方で、周りの景色が見れないならと、いつもよりも足元の高山植物に目が行くようになり、よ~く見てみると春に咲く高山植物、夏に咲く高山植物、秋に咲く高山植物が一斉に満開ではありませんか!!
今年の冬は雪が多く、梅雨にもあまり雨が降らなったせいか残雪が多く、遅い春の訪れと夏山の到来と早い秋の訪れが一緒に来てしまっているようで、まさに百花繚乱です。

 

さて、その高山植物ですが、高山では下界とは比べ物にならないほどの強風や強雨などもあり、全般的に小ぶりの花が咲きます。高山でヒマワリのような背の高い大きな花を咲かせたら、過酷な環境の中では一発で折れてしまいますから。

 

一方で、いくらなんでもこんな急斜面やガレ場に咲かなくても…と思う高山植物もたくさんあります。

 

例えば、高山植物の女王と言われるコマクサは、ガレ場に咲きますが、あえて過酷な環境を選ぶことで他の植物との競争を避けています。
背丈の小さなコマクサが多くの光を浴びるためには、他の植物がスクスク育つような環境では生き残ることができません。
一方で、地上では数十センチのコマクサですが、その根は過酷な環境でも生き残れるように40センチ~1メートル近くもの根を張っていると言います。

 

これこそが「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ」というダーウィンの進化論を如実に表しているんですよね。

 

登山中にそんなことをブツブツ考えながら、可憐な高山植物に癒され、ふと思ったのが、結局は人間界におけるビジネスも同じということ。

 

あえて競合他社が多くいる分野でガシガシ戦っていくのか、それともニッチな分野を開拓し現時点では競合は少ないけど過酷な環境で戦っていくのか、経営戦略は色々とあると思います。

 

しかし、既存の市場でもサービスや商品を差別化して勝ち抜く方法がある一方で、現時点で競合が少なくてもきちんと知財確保やサービス満足度を高めることができなければ、後進の他社にどんどん追い抜かれてしまいます。

 

さらに、時流を読みながら環境やお客様のニーズの変化に適応していく。。。そして、これが一番難しい!!

 

色々なビジネス書にも、経営者の心得としてダーウィンの進化論が引用されていますが、本で読んでわかった気になるのと、実際に苦しい思いをしてそこで出会った植物から何かを感じるのとではやっぱり違います。

 

お客様の事業のサポートはもちろんですが、弊所としてもこれからの事務所の事業計画や経営戦略をもう一度考えてみよう、と改めて背中を押された夏休みになりました。

 

 白馬岳~雪倉岳の縦走路に咲くコマクサ

 

 

 

 

 

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